人生の先輩の箴言②

箴言の読みは「しんげん」ですよ。


すんごい今更だけど、東京事変の初代ギタリスト「H是都M」は「エイチ ゼット エム」だと先日知りました。

日常にアハ体験を。


前回書いた人生の先輩Aさんのお話、

夫婦円満で暮らすには、

夫に小さな事を詳細指定して頼み、やってくれたら盛大に感謝するといい、という話、

目から鱗がポロポロ落ちたついでに、

私とAさんのQAも収録。



とらのすけ(私)

「いやー、そうなんですね。よく、家事をしてくれたら結果下手でも褒めましょう、みたいな話を聞きますが、それ以前に頼まないと始まらないですよね。」


Aさん

「そうなんですよ。男ってバカだから、頼まないと分かんないんです。」


と「あと、簡単な家事は私がやれちゃうし、やっちゃってたんですね。そうすると夫に頼むのは、私ができないこと、重い物運ぶとか、自治会の当番とか、そういうことになってたんですが、簡単なこと頼んだ方がいいんですね。」


A「そうです。簡単なことでも、俺、役に立ったっていう満足感を得られますから。」


と「実は、以前頼み事をしたときに、『それ、俺がやらなきゃいけない理由は?』って言われて、こっちもカチンときて喧嘩になったことがあるんです。

それ以来頼みづらくなってたかもなんですが、その時頼んだのって、私もできればやりたくない、結構めんどくさいことで。だから嫌だったんですかね。」


A「かっこ悪いところ見せたくないんですよ。難しそうなお題だと、もちろん面倒ってこともあるけど、見栄も加わるんで。」


と「あー。たしかに、普段から小さいこと頼んでれば、私も気力と体力温存できるし、面倒くさいことも2人で協力しやすい。」


A「そういうことです。」

   「あとですね、私が知る限りでは、『私、頑張れるわ』って我慢してしまう女性が思った以上に多いです。それで、溜め込んで溜め込んであるとき爆発するんですが、男ってバカだから、昔のこと言われても分からないんですよ。何で今言うの? その時言ってくれれば俺、リカバリーできたのに、ヒーローになれたのに、何で取り返しのつかなくなった今言うの? って、なるんです。」


と「うおー。」


A「それから、夫に頼んだけどやってくれないから、言うだけ無駄だわって諦めてしまう女性もいます。それはですね、まだまだ、頼み事のレベルが高いんです。もう、水泳でいったら『顔に水をつける』レベルの頼み事から始めるといいです。」


と「うおー。」


A「何度も言いますが、男ってバカですから。」


と「あと、夫に頼めなかった理由が多分もう一つあって、なんというか、ワガママな女はモテないみたいな話が、変な形で潜在意識に棲みついているというか。」


A「そこは、ですね。独身時代に男性からモテる、惚れさせる、ってことと、人生のパートナーと良い関係を築く、ってことを、分けて考えたら良いと思いますよ。」


と「ほうー。」



人生の先輩の箴言③に続く。