東京に着ていく服がない

週末は忘年会などで東京に行く。着ていく服がなくてびびる。木曜の深夜。


地方にきてから服を買わなくなった理由は大きく2つあって、ひとつは単純に服屋がないから。

ユニクロと無印はあるが、私の生活圏にはロペもnatural beauty basicZARAもない。

よって購買意欲が湧かない。


でもそれより大きいのがふたつ目の理由で、いわゆるお洋服着てる人間を見る機会が圧倒的に少ないから、何が買うべき素敵な服なのか、わからないのです。

いやちょっと意味わかんないと思うんですが、いわゆるお洋服ってのは街に出るとき着る私服のことを指すと思ってください。


私の普段、平日の生活は、朝、制服(スラックスとシャツ)を着用して車で会社に行き、制服の人たちの中で一日過ごし、夜、車で帰ってくる。

たまにスーパー寄ったりすると、ここもいろんな会社の制服(女性の事務服)か、ユニクロである。シマムラーも多い。車を運転するので足元はスニーカー。ラクの極み乙女。ていうか中年。


対して東京時代は、豊島区から千代田区に通勤するだけで毎日お洋服着た人を1,000人は見ていた。

彼女たちは最新の流行を取り入れつつ、今年のじゃない服も上手に組み合わせて、それがすんごいリアルで勉強になった。

スタイルというかポリシーというか、

私はこれが似合う! または これが好き! が確立していて、かっこいい人も沢山いた。


今思うと、popteenからcamcanからmoreから装苑まで、ありとあらゆるジャンルのお洋服サンプルを、実際に人が着てる形で、街で、電車の中で、当たり前のように目にしていた。

その膨大な情報の中から、あ、次こういうの買おう、って決めていたんだと思う。

なんというか、着たい服が自然にわかってきた、日々。


そんなわけでこれだけzozotownが絶好調でも、今の私は買うべき服を見出せない。

東京生まれの悲しい性で、どこまでいっても

東京で気分良く歩ける服、

が私にとっての買うべき服なんだなこれが!


困ったときは黒を着る。

黒は女を美しく見せるのよ。byキキママ



明日も私に幸あれ。