夫が好きだ⑨

比喩ではなく本当のマラソンの話。


先日ひょんなことからハーフマラソンを走ったのですよ。

夫と二人で。


事の発端は夫が会社の人たちに誘われマラソン大会(ハーフマラソンの部)に集団エントリー、後から聞いた私も行く! けどハーフは無理! よって10kmの部! って鼻息荒く申し込んだらまさかの発注ミスで自分のエントリー種目間違えてよ。

家に届いた受付ハガキにはしっかりハーフの部って書いてあってよ。

たまげたよ。


そんで当日、夫は私に付き合って始終伴走してくれ、

私が遅すぎてタイムアップになってでも一緒にゴールしてくれた。

何この人やさしすぎる好き。


思うに、会社の人と出てようが次々に抜かされていこうが最後まで伴走してくれたのは夫がここ数年で変わったところだし、

それに対して「ごめんね」じゃなく素直に「ありがとう」と言えるようになったのは私の変わったところ、というか、進歩したところです。


人生はマラソンに例えられることが多いけれど、夫婦でリアルマラソン、よい、まじで。

というか、結婚を考えている相手がいらっしゃる紳士淑女の皆さまは、その相手と一緒にマラソン大会出るといいと思う。

一緒に辛い体験をすることで絆が深まるし、もし途中で相手に不信感を抱いたり、言いたいことが言えなかったとしたら、どうしてなのかを考えると良い。

べつにすぐ別れろとかじゃなくてですね、その「どうして」が改善可能なものなら改善すればいいし(大抵の場合、相手を変えようとするより自分の捉え方や伝え方を変える事になる)、あ、これ根本的に無理かも、って思ったら考え直してもいいかもね。

ちなみに、走る距離は実力に応じて選んで下さいね、くれぐれも。



あと今回は、マラソン大会が午前中だったのだけど、お昼ごはん食べながら夫が、「夕食絶対作る気おきないから、冷凍食品買ってこ」って言ってくれたのが嬉しかったです。

当事者意識とはこういうことだと思う。



今日も私に幸あれ。