秋の夜長のスピッツの
秋ですねぇ。
深まりますねぇ。
今年の秋は無性にスピッツが聴きたくなって、通勤時間ずっと聴いてるわけですが、
あらためてバンドとしてのスピッツがとてもよい。
草野マサムネの声はもちろんなんだけど、他の楽器も、あぁこのギターは紛れもなくスピッツのギターだよねとか、その一体感が。
統一されてるんだけどふわふわしててすぐにでも弾け飛んじゃうんじゃないかっていう危うさが。
ていうかさ。
スピッツはすでにメンバー全員50歳超えてる
(!)らしい。
それなのにこのマサムネの声の透明感、どうしたことだ、この若干訳分からないマサムネにしか歌えない歌詞もさ、どうしたことだ、なんかずっとバンド始めたばっかりの若者みたいなんだよ。
なんでこんなずっと感性が変わらないのだ、そりゃインタビューとかで答える内容は変わったのかもしれないけど、アーティストの声は魂の色が出るんだぞ、この30年間何やってたんだ。
我々にできることは、草野マサムネと石田ゆり子を並べて奇跡の50歳として世界遺産に登録。
ちなみに、魂の色のくだりは、宇多田ヒカル語録です、あしからず。
スピッツはマサムネの声が出る限り、続けられそうだし、続けてほしいなぁ。
そんでこれからも訳分かんない歌詞書いてほしい。
たぶん、若くて、不器用で、変で、純粋、っていう、誰の中にもある記憶を、天才的にそのエグみ、「オエっ」ってなる成分だけを取り除いてパッケージングできるんだろうなぁ。
秋の夜に聴くとすごく良いもんなぁ。深まるわぁ。
今日も私に幸あれ。