観たい映画がたくさんあるのだ

週末の夜は家に籠って、久しぶりに2本連続で映画を観た。

 Netflixほんとにすごいね、もう万引き家族トイストーリー4も配信されてたよ。

いや、観たのは「マンチェスター・バイ・ザ・シー」と「オーシャンズ8」なんですけどね。


マンチェスター・バイ・ザ・シー」は、大学の友人が配給に携わっていて、でも公開当時見られず仕舞いだったので再会できてよかった。

当時、これと迷って結局劇場では「20センチュリー・ウーマン」を観たんだよね。なのにこの文章を書くにあたって20センチュリー〜のタイトルをすっかり忘れていて、降参して2017年公開映画一覧から探しちゃったよね。(ちなみにこちらもいい映画でした)


それで、マンチェスター・バイ・ザ・シー

これ、アメリカ映画なんだけど、こんなアメリカ映画もあるんか…っていう意味で新鮮な作品だった。

フランス映画なら「あ、うん、いつものね」って感じなんだけど、人間の心の機微を誠実に描いていて、あのラストまでこれを描き切ったのはなかなか、なかなか。

重過ぎる過去を背負った男性の小さな一歩の物語であります。

なんとなく、自分が落ち込んでる時よりは、身近な人が落ち込んでいて心配で、でも自分には手出しができない時に観る映画という感じ。(どんなだ)



オーシャンズ8」は、期待通りの面白さだった!!

ハリウッド、エンタメ、エンタメ。

今回チームが全員女性なんだけど、彼女たちの醒めかたが妙にリアルで笑える。

これはね、一人で観てもよいし、友達と観ても、デートでも、大人数でわいわい観ても、面白い!

オーシャンズシリーズは、これからも続いて欲しいなぁ。



公開中の映画だと、何より観たいのは是枝裕和監督の「真実」です。

カトリーヌ・ドヌーヴジュリエット・ビノシュが共演というだけでもヨダレ出そうになったのに、2人が母娘役で是枝監督で!

これは1人で観る。あぁぁ楽しみ。


それとミシェル・オスロ監督の「ディリリとパリの時間旅行」、劇場で観ようと思っていたのにどんどん公開中の劇場が少なくなってきて困った、こまった。

これも早めに行くぞ。

ミシェル・オスロって、なんであんなに透明なんだろう。

目の澄み方もそうだし、対象の掬い取り方、見せ方とか。

透明かつ愛情に満ちてるのです、矛盾なく。



配信方面だと松坂桃李くんの「娼年」も気になる。

しかし以前Netflixで「アデル、ブルーは熱い色」を観たら、直後にレズビアンものがドドっと「あなたにおすすめ」に上がってきて、いや、それはちょっと短絡的では、と思った記憶があるので踏ん切りがつかない。

松坂桃李くんは「新聞記者」の主演をやったことで、お見それしましたというかなんというか、役者としての決意が固まった感じがして、顔つきも一層よくなってきて、これからどんな役をやってくれるのかとても楽しみ。

そういえば、「湯を沸かすほどの熱い愛」の青年役も良かったよね。

あの映画は宮沢りえ杉咲花という、タイトル通り熱量の高い(というか画面越しに溢れんばかりの熱量を伝えられる)役者がダブル主演張ってるから、オダジョー演じる夫なんて「なんかロクでもない夫だったなー」くらいの印象しか残らないんだけど(そして映画としては多分それで成功なんだけど)、松坂桃李くん演じる青年が、最初のサービスエリアで1人タバコ吸ってるシーン、息が止まるくらい良かったなぁ。

品の良さと危うさが同居している役(イコール相当魅力的な男性)、なかなか彼ほど似合う役者が思いつかない。



他にも見に行きたい展覧会などもあり、今週末は友人の個展などもあり、たくさんインプットしたいよ楽しみ!!



今日も私に幸あれ。